先ず人気を取らなあかんと 色々苦労した
其れ迄使われて居た 宗十郎頭巾を改造した
チョンマゲを頭巾から出した
監督にお伺いを立てる
曽根)かまへんかまへん 歌舞伎と違う 約束破ったらええ カツドウシャシンや 型はわい等が作ったらええのんや
目のウロコが落ちた
何でもええ加減に作ったらいいと云う事では無く
きちんと考証してから 壊すものは壊す
此れがマキノのスタイルだった
昭和2年4月29日封切り
鞍馬天狗余聞・角兵衞獅子
大当りを取る
第二回作品
続・角兵衞獅子
監督 曽根純三
脚本 山上伊太郎
撮影 三木稔
此れも大当り
此の作品で馬に乗るシーンが在った
馬は乗った事が無かったが 何とか成ると
片肌脱いでさっそうと 落馬
片足を鐙に掛けたまま引き摺られる
片肌脱いだ肩から 砂利の山に突っ込む
二週間寝た切り
当時は何でも役者がやった
スタント無し
此の映画と同時撮影で 四本撮って居る
鳴門秘帖 第四篇〜七篇最終回迄
法月弦之丞役
此れは市川右太衞門が退社した為 第四篇から代役で出た
監督 城戸品郎
脚本 西条照太郎
撮影 松田定次
青春
葵の小次郎役
監督 金森万象
脚本 西条照太郎
撮影 石野誠三
仮名手本忠臣蔵七段目
早野勘平・寺岡平右衞門・斧定九郎の三役
監督 マキノ省三・松田定次
脚本 マキノ省三
撮影 田中十三
いろは仮名四谷怪談 前後篇
佐藤与茂七役
監督 井上金太郎
脚本 秋篠珊次郎(井上金太郎)
撮影 松浦茂
宗十郎頭巾は元文元年 (1736年) 江戸中村座で初代並木五瓶作 隅田春妓女容性 通称 梅の由兵衛の初演時 主役の侠客・梅の由兵衛役の 初代澤村宗十郎が 考案した頭巾 当初は 茶の錣頭巾と呼ばれたが 以後宗十郎代々が此れをお家芸とした事で トレードマークの頭巾 宗十郎の名が定着した
0 件のコメント:
コメントを投稿